〔宮城県/U,Nさん/20代女性〕
2年前の入社当時から気になってる同僚がいましたがずっと思いは伝えずにいました。
それは彼に彼女がいたから。
何度も諦めようと思いましたが毎日顔を合わせるし、好みが似ていてよく話も合うのでずっと密かな片思いの状態でした。
そんな私の気持ちに気づく訳もなく彼は彼女の話をしてきます。時々愚痴や相談も聞いていました。彼が嬉しそうに話をする度に何だか切なくイヤな女になってしまいそうでした。
諦めるには新しい恋しかないと思い婚活をしようかなと考えていたときに後輩からアプローチを受けるようになったのです。
何度か食事に誘われて映画に行きました。トキメキはありませんがとても良い子だなと感じていました。後輩のことを好きになる努力をしていたのかもしれません。
そんな様子を彼が見ていたのか「お前あいつと付き合ってるの?」と聞いてきました。
「ううん、食事に行ったり?とか…」そう答えたら彼は素っ気なく自分のデスクに戻って行きました。すぐに携帯が鳴り、見ると彼からメールが来ていたのです。「今日飯行こう」と。
彼から2人で食事に誘われたのは初めてで忘れようと思うのに嬉しくて嬉しくて…。
会社帰り2人で食堂に入って、たわいも無い会話をして、バッティングセンターに行って「下手だな」って笑われて…たった2人なのに帰り道はワイワイ盛り上がって…。やっぱり彼が好きだと思いました。
家に帰って何度か利用したことある電話占いにかけてみました。ただ好き過ぎて苦しい気持ちをはき出したかったのです。でも占い師さんはこう言いました。
「彼、やっと自分の気持ちに気づけたみたいよ。あなたが誰かに取られそうになるまで気づけない鈍感さんなのよ、大丈夫!すぐ答えが出るから」と。
…彼が私を好き?…彼女がいるのに?嘘でも嬉しくって…涙が止まりませんでした。
そして次の日ビックリすることが起きました。
「俺、彼女と別れた。お前が誰かと付き合うのイヤなんだ」と彼から告白されたのです。
あの占い師の言葉は本当だったんだと思いました。
これからは少し鈍感な彼と少しずつ仲良くなっていきます(笑)